Adobe AIRで開発したフリーソフトは
Windows/Mac/Linuxの全てで動きます

今の所、業務ソフトの開発試作で手一杯ですが、
今度、何かPC用のフリーソフトを作るとしたら、
WindowsアプリではなくてAdobe AIRアプリで作ってみたいと思っています
(AIRアプリでやるか、iPhoneやAndroidアプリでやるかも迷ってます・・・)




[ユーザー向け、ご参考]

Adobe AIRアプリをインストールするには、
最初の一度だけ、AIRのランタイムをインストールする必要があります
(昔のFlashランタイムみたいな感じです。もしくは.NETのランタイム?)

下記URLからAIRランタイムをインストールすると、
AIRアプリをダウンロードしてインストールできる様になります
(もちろん無料です)

(Adobe AIRランタイムダウンロードページ Windows/Mac/Linux共通)
http://get.adobe.com/jp/air/

私のフリーソフトでAdobe AIRアプリが出来ていれば、それを紹介したい所なんですが
現時点では業務ソフトの開発しかしてないので、とりあえず一般的な
AIRアプリを紹介したいと思います
WindowsでもMacでもLinux(Ubuntuなど)でも、全く同じソフトが
インストールできて全く同じに動くので、どのOSのユーザーでも、
またWindows→MacとかWindows→Ubuntu乗り換え中の人とかでも使えます
個人的に、これからのソフトの在り方は「どのOSでも動くアプリ」に
なっていく様な気もしています

(Adobe AIRギャラリー)
http://www.adobe.com/jp/devnet/air/gallery/

(使えるデスクトップツール)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20090115/1011364/




[開発者向け、ご参考]

似たような話(Win/Mac/Linux全てで動くアプリの話)は、
Java(Swing/SWT)や、GTK+を使ったLinux寄りの開発(がWin/Macでも動く話)や
Yahooウィジェットの様な話や、Microsoft WPF/Silverlightなど色々あり
それぞれ実際に初期開発までやってみて比べた結果として
「Windows/Mac/Linux全てで動く開発環境」としては、
現時点ではAdobe AIRが圧倒的に優れていると思います

・Java(Swing/SWT)での開発
これも筋はいいのですが、ブラウザ部品を使った開発の際に
標準ブラウザ部品の機能が貧弱すぎたり(JavaScriptすら使えない/HTML3レベル)、
MozillaやWebKitのブラウザ部品と統合するのが難しすぎたりと
作る内容によってはもう一歩足りませんでした
後、インストーラなどアプリ配布環境もやはり今一歩という感じでした
(実際に本気でこれで開発しようかと思って調べた結果なので、この判断は
間違っていないかと思いますが、間違ってて実は便利だったりすると嬉しかったりもします)

・GTK+を使ったLinuxベースの開発
元々はLinuxアプリ開発の技術ですが、GTK+を使った開発をすれば
WindowsやMacでも同じアプリが動く・・・可能性がある・・・という事で、
これもある程度試作レベルまで開発してみたのですが、
やはりブラウザ部品を使う際の問題点が大きかったのと、
WindowsやMacで「動くようにもできる」のは事実なのですが、
かなり大変だったりするので、これもイマイチでした・・・

・Yahooウィジェットの様なもの
そもそも一般アプリが作れる環境ではなくて、デスクトップなど
限られた場所でしか動かないので、調査自体あんまりしてません

・Microsoft WPF/Silverlight
Adobe Flash(Win/Mac/Linux) = Microsoft Silverlight(Win/Mac?/Linux??)
Adobe AIR(Win/Mac/Linux) = Microsoft WPF(Win)
という対抗図となり、ものすごく似た技術なので、元々Windowsプログラマーな
私としては本当はWPFかSilverlightで作りたかったのですが、
デスクトップアプリが作れるWPFはWindowsだけでしか動かない=Mac/Linuxで動かない、
Win/Mac/Linuxで動くSilverlightはWebアプリ専用(デスクトップアプリは作れない)
という状況で、将来的にはまた状況が変わるかもしれませんが、
現時点においてはAdobe AIRが圧倒的に優位みたいです